2017-09

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セレナの過去-RP小説-

セレナには幼い頃の記憶がない。
10年程前、自分が何故何も憶えていないのか両親に聞いてみたことがあった。
その問いに幼い頃の記憶がないのは当たり前だと、どこか悲しそうな顔をして両親は答えた。

それから何年かたったある日、セレナが旅へ出ている間に両親が流行り病に倒れたとの手紙が届いた。
急いで村へ戻り家の扉を開けるとそこに両親の姿は既になく、1枚の手紙だけがテーブルの上に残されていた。
-セレナへ-

お前がこの手紙を読んでいる時に私達はもういないかもしれない
このまま知らせずにいようかと思ったが、今死を間近に感じ伝えておいた方がいいのかも知れないと、そう思った
これから聞くことはお前にとって辛い話になるかもしれないが、事実として受け止めて欲しい

お前は実は私達の子ではないのだ
昔、旅の途中で私達はお前を見つけた
見た感じ5,6歳だっただろうか
森の中でお前は1人泣いていた
その近くにはお前の両親と思われる2人
盗賊に襲われたのか、モンスターに襲われたのか
既に息はなかった

何故お前だけが助かったのかはわからないが、そのままにしておく事も出来ず私達はお前を育てることにした
家に連れてきた後、酷く衰弱していたお前はそのまま気を失い、目覚めた時は記憶も失っていた
ショックからきた物なのか…名前すら忘れてしまったお前に私達は名前をつけ、お前を見つけた日を誕生日とした

いつか記憶を取り戻し、私達の前からいなくなってしまうのかと考え、どこか距離をおいた態度を取ってしまっていた事をお前は気にしていたのだろう
15になった時、急に旅をしたいと言って家を出て行ってしまった

私達はお前を本当の娘のように思い愛していた
しかし、真実を告げることが出来ず私達の取った態度でお前を不安にさせてしまった
本当にすまなかったと思っている

私達がこの病に負けず生きることが出来たら、この手紙を読んでいる帰ってきたお前と話がしたい

もし話すことが出来なくとも、少し寂しいがお前に真実を告げられたし悔いはない




おかえり、私達のセレナ


-------------------------
手紙を読み終えたセレナは村の病院へと向かった。
しかしそこは静まり返り人の気配はなかった。
病院だけじゃない…帰ってきたときは急いでいて気付かなかったが村全体が静まり返っていた。
小さな村の1軒1軒、扉をノックして回ったが返事が聞こえることはなかった。

その後セレナは薬草学を学び調合を学んだ。
旅を続け薬草を集め…少しでも怪我や病に苦しむ人が減ることを願って。
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